カップヌードルの日清食品の45周年記念で、「カップヌードルビッグ “謎肉祭” 肉盛りペッパーしょうゆ」 が発売される。価格は税込221円。
「ダイスミンチ、コロ・チャー」「ブラック(暗黒)ペッパー」
「謎肉」とは、ダイス状に加工された「味付豚ミンチ」のこと。
「ダイス・ミンチ」と呼ばれたていたこの肉片は近年「コロ・チャー」に取って代わっているが、根強い人気を誇っているという。
謎肉が公式用語になっとるwhttps://t.co/vvKuMBV3Wl
— 天夢 森流彩 (@tenmu_nagomi) September 5, 2016
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通常の「カップヌードルビッグ」の10倍入っているという「肉盛りペッパーしょうゆ」キャンペーン。公式に「謎肉」を取り入れてしまう柔軟さはもちろん、今回も周到な広告戦略が見え隠れする。
「めちゃイケ×豚」「矢口真里」「アブハチトラズ!」
記憶に新しいのが、タレント矢口真里を起用し話題となった「カップヌードルリッチ」。
イメージが悪化し、売上も伸びず担当者はセプク。よくて自我研修プログラムかな…という世間の印象とは裏腹に、異例の売れ行きを記録していたという。
ヤグチ=サンを起用すれば、間違いなくクレームが起こる。そしてその声を「真摯に受け止め」CMを放送中止にする、というシナリオは既定路線だったのではないか、という説もある。
「そして、この炎上CMでもうひとつ日清がうまいと思ったのは、出演者ですね。ニュースコメンテーターをしているたけしなら、今回の騒動について何か意見を発するでしょうし、そうすればまた宣伝になりますよね。また、個人事務所の小林も何かと融通が利いて、この炎上に対してコメントを発しやすい。こうして2次、3次効果が期待できるのです」
「さらに日清の公式サイトでは問題のCMを消しているにもかかわらず、YouTubeで個人がアップしているものは消されていないことも、策士の予感がプンプンしますよね。世間の声を受け止め反省しているそぶりを見せ、矢口を切り離し、自分だけは儲ける日清の巧妙さが際立っています」(同)
▼カップヌードル爆売れ……矢口真里を利用し尽くした日清の“悪魔のシナリオ”ついに完結!!
www.cyzo.com
とすると、記憶に新しい「めちゃイケ 山本圭一復帰回の放送内容に激怒」し、スポンサーを降板したという流れも、仕組まれたシナリオめいて見えてくる。
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広告出稿をとりやめる事で、注目を浴びつつ広告費も削減できるという、ミヤモト・マサシも真っ青のアブハチトラズ状態だが、大手のスポンサーだからできた芸当だ。そして、そう何度も使える手ではないだろう。
「こち亀シールウエハース」「ブッダデーモン像の手の中で踊る市民めいている」「ポケGOで含み益」
勤労クリエイターの鑑である秋本治先生による「こち亀」とのコラボレーションも、それだけみればタイミングを捉えたキャンペーンのようにも映るが、背後の意味を考えると素直に喜べないかも知れない。
成功者とは正面からタッグを組み、メインストリームから脱落したものは容赦なく捨て駒としていく。
ある意味、生物やニンジャとしては正しい行動原理ではある。
匿名の金髪豊満ジャーナリストからの情報では、一連の仕掛けを裏で糸を引いていたのは大手広告代理店D社だという。
結果から見ると、落ち目のフジ=テレビジョンを、スポンサー(日清)と大手広告代理店D社が囲んで棒で叩いてうまく注目を浴びた形だが、既に広告の世界は位置情報ゲームなどを巻き込んだ新時代に突入している。
手痛いしっぺ返しを喰らう…ことにならないよう祈りたい。
Text by Admin-San(原文/訳:Admin-San)
▼参考リンク
フジに激震 有力スポンサーが相次ぎ「契約解除」の波紋
hwww.nikkan-gendai.com
“謎肉祭り”だワショーイ! 謎肉×10倍の「カップヌードルビッグ “謎肉祭”」が9/12発売
mag.kakaku.com
フジHD-大幅続伸 フジテレビの出資先が「ポケモンGO」開発で資金流入
news.finance.yahoo.co.jp
[160910 21:58]加筆修正更新