Grandad's Pride

トランスジェンダー絵本で物議。幼稚園で導入され阿鼻叫喚

ウォーターストーンズ児童文学賞を受賞した絵本作家、ハリー・ウッドゲート=サン(Harry Woodgate-san)による「グランパのプライド」(原題 ‘Grandad’s Pride’)が、幼稚園に導入され物議を醸している。

参考・引用:www.dailymail.co.uk

Grandad's Pride bondage cupple

絵本にはボンデージ姿でキスをする男性同士のカップルや、乳房切除手術の跡をあらわにプラカードを掲げる”女性”が描かれるなど、性の多様性を全面に押し出した内容となっている。

ジェネシス幼稚園に3歳になる子供を預けていたイギリス人夫妻は、その絵本が幼稚園に導入されていると知りクレームを入れるも、園側は「子供には(ボンデージ姿でキスする男性カップルは)エロティックとは認識されない」と主張したという。

トランスジェンダーとLGBT

トランスジェンダーは、LGBTの一部として広く認識されている。

  • レズビアン(Lesbian):
    女性同士の恋愛や性的な関係を持つ女性を指す。
  • ゲイ(Gay):
    男性同士の恋愛や性的な関係を持つ男性を指す。
  • バイセクシュアル(Bisexual):
    両性愛者で、異性愛者と同性愛者の両方に魅力を感じる個人を指す。
  • トランスジェンダー(Transgender):
    性自認が生物学的な性別と一致しない個人や、またはそのような手術を受けた個人を指す。

トランスジェンダーは多様なセクシュアリティを持ち、例えばトランスジェンダー女性(もしくは男性)は男性だけではなく女性と恋愛することもあり、彼女ら(彼ら)を外見から見極めるのは難しい。

トランスジェンダーと社会活動

そのため、自身がトランスジェンダーであることを公にアピールする必要があるときは、ボンデージやガーターベルトなどアイコニックな衣装を身にまとうことがある。

そういった行動に対して、社会はどう反応すべきだろうか?

今回のニュースでは「この絵本が幼稚園に不適切では?」というクレームをいれた両親に対して「性的マイノリティに対する差別者だ」というレッテル貼りが横行しており、イギリスやアメリカではそういった傾向が顕著に見られる。

LGBTコミュニティは、性的指向や性自認に基づく差別や偏見への闘いをしているが、時に行き過ぎる場合もある。

「トイレ」問題に矮小化?日本のトランスジェンダー事情

一方、日本ではトランスジェンダーについての認識も、社会的な対応も英米に比べれば曖昧かも知れない。

新宿・歌舞伎町に設けられた「ジェンダーレストイレ」はわずか4カ月で廃止に追い込まれた。(安全上の懸念が優先された)

令和5年6月23日に施行されたばかりのLGBT法(「性的指向及びジェンダーアイデンティティの多様性に関する国民の理解の増進に関する法律」)はあくまで理念法であり、なんらかの実行力を伴うものではない。

法的に性別を変更したり、男女のパートナーと同等の公的支援を得るためには、依然として高いハードルがある。

当事者が差別を感じない社会

しかし性的マイノリティの全ての人が、社会的な理解であったり公的な支援を求めている訳ではない。

無関心、放っておいてもらうことが当事者にとって最良であるケースもある筈だ。

フェミニズムが行き過ぎて、男性が逆差別的に攻撃に晒される(そして多くの女性が違和感を感じる)事例は数多見られたが、トランスジェンダー差別と言えない事例まで、差別扱いされ騒ぎ立てられてしまう時代になってしまっている。

英米は日本の奥ゆかしさを学んでも良いだろう。

文:管理人=サン(admin-san)

Grandad's Pride
引用:amazon.co.jp

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