「LV8からがスタート」とされる位置情報陣取りゲーム、イングレス。
エージェントとしての能力のひとつの上限であるL8になる事で見えてくる世界、そして今後の進むべき道についてのニンジャ視点で得られた幾つかインストラクションを公開しようと思う。すでにイングレスを存分に楽しんでいる方や、まったく興味がない…という向きにはあまり意味はないエントリであるので、スルーされるとよいだろう。
「繋がりを重点」「Mitigation」「MODの組み合わせ」
L7エージェントとなったら、もはや火力には不満がなくなっている頃だろう。
苦労して構築したリンクやCFが、高LVエージェントによって容易く蹂躙される理由も分かる筈だ。そして、それでも難攻不落のポータルとの違いにあなたは気がついたかも知れない。
構築側として、どのようにすれば固いポータルが構築できるだろうか?
意識をしていただきたいのが、リンク数である。
上記の表を見てもらえれば分かるように、2本のリンクが貼られているポータルは、それだけでコモンポータルシールドと同等の防御力を持つ。
そしてポータルの防御力に相当するMitigationは上限が95である事にも注目していただきたい。
(このパラメータは、パーセンテージで攻撃力を緩和する。95%減衰、すなわち5%しかダメージが通らない)
大事な点は、構築側は常に95%を意識してMODを設置する事だ。
例えばMitigationが90%であればかなり固い数値のように思われるかも知れないが、実際のところ95%に比べて2倍のダメージを受ける事になる。
この差により、敵陣営のバースター消費の期待値がグッとアップする事に留意しよう。
また、CPSは剥がれやすい(※)ので、ポータル密集地では1つ破壊されても95%を維持するように構築するのもコツだ。
オーソドックスな構成としてはリンク数が3以上(※2)のポータルに関しては、CPSを3つ+反撃系(ターレットやフォースアンプ)のMODとするといいだろう。リンク数が2のポータル、もしくは8リンク以上が期待できるポータルは、RPSを1つ混ぜよう。
反撃系のMOD、もしくはマルチハックやヒートシンクを同じポータルに2つ以上設置する場合は、VR以上のシールドをデプロイする事で安定度が格段にアップする。
VRPS以上のシールド*2+TR+FA(※3)という構成の高レベルポータルは、単体でもかなりの防御力を誇る。
そういったポータルが複数密集していると、攻撃2~3回毎にL8パワーキューブでXMを回復しないと追いつかなくなり、攻撃側は3桁近いX8と相応のパワーキューブ消費が強いられるので、継続的な戦線維持の為には欠かすことができないポイントだ。
他のポータルから孤立した位置にあるポータルであれば、反撃に相乗効果が期待できない為、シールド4つがよいだろう。
※1 レア以上のシールドは「はがれにくさ耐性」も持ち合わせている。しかし剥がれる時はすぐ剥がれる
※2 リンクが3本貼ってあるポータルは、すでに約37%のMitigationを獲得しているので、CPSを2つ(1人のエージェントでも設置可能だ)インストールするだけで95%達成が可能だ。
※3 TR+TR、FA+FAなど同じMODを配置推奨しないのは、2個目の効果が半減する為。低レベル相手であれば、頻度のあがるTRの方が手強いだろう
「あなたの目標、陣営の目標」「チェックポイントとサイクル」「1時間寝て4時間戦おう」
LV8に到達した貴方は、次に何を目標とするだろうか。
所属する陣営(facton)に貢献?それとも更なるレベルアップ?
目標やプレイスタイルが定まっていなくても、恥じる必要は一切ない。繰り返しになるが、LV8がまさにスタート地点なのだ。
試しに、自チームへの貢献について考えてみよう。
intelや起動時のcommに表示される両陣営の得点はご存知だろう。これは5時間毎のチェックポイント毎にそれぞれのMU(マインドユニット)が集計され、1サイクル(35回のチェックポイント)中に加算され、そのサイクルの陣営の勝敗が決まる仕組みだ。
そして、この「5時間」という数字が良く考えられている。
例えば貴方が毎朝8時30分に必ずCFを作り、それを敵エージェントが9時50分に破壊しCFを構築する…という日々を繰り返していたとしよう。
5時間毎に訪れるチェックポイントは、毎日1時間ズレて訪れる事になるため、5日に1回は貴方のCFはスコアとして陣営に貢献している事になる。(そしてもちろん、CFを長く維持できている陣営の方がスコアが高くなる)
より多くCFを作り、長く維持する。その為には今まで培ってきたカラテを活かさす事はもちろん、相手方の行動パターンの把握も必要になってくるだろう。
そしてチェックポイントを意識して活動する。チェックポイントの時間を確認し、Google Calenderなどで、「5日毎」の繰り返しスケジュールなどで予め時間を確保するなどでセルフ管理メントをする事で、「やめどきが掴めない」状態を抜けることもできるだろう。
地域ごとのランキングもサイクルで更新されるため、ランカーエージェントを目指すのも悪くない。ネオサイタマで#50以内に到達するのは至難の技だが、だからこそやりがいもあるというものだ。
「○○グレス」「進むべき道」「真の敵、ライバル」
自分の進むべき道について、明確なアイデアやパッションを持つ者は幸せである。
行き当たりばったりのプレイもひとつのスタイルではあるが、目標の設定やパーティプレイは、ingressを一段とタノシイものにすると私は考える。
巨大CF作りを目指してもよいし(都市部での創意あるCFは、しばしば両陣営からリスペクトの対象になる)、旅先やエクストリーム地帯のポータルを目指してもいい。普段の犬の散歩(ワングレス)やサイクリングのお供に(チャリングレス)カジュアルに楽しむのもまた一興である。
L8になれば、レゾネータが上書きされる事がないので、破壊されるまで訪れたポータルに己の名前を刻むことができる。己の描いたフィールドを肴に飲むトビッコ・ギムレットは格別の味わいだろう。
○
逆に、あまりオススメしないのは、単純な経験値=AP稼ぎやレベルアップを唯一目標とする事だ。
限られた武功を奪い合う戦争末期のライバル領主めいて、窮屈なプレイ感を得ることになる。
特に、優勢劣勢が決まってしまっている地域にあっては、武功を上げる機会はかなり限られる。
(今はグリフハックによるAP稼ぎが出来るため、昔ほどの不自由さはないかも知れないが)
数少ない敵襲によるAP獲得のチャンスで、先を越された!などという味方同士のヘイトなども発生しうる。味方が真の敵…という状況にならぬよう、譲り合いや寛容の精神も必要だ。
瞑想等により、己のセイシンテキを見つめなおそう。
おわりに
いかがだっただろうか?
巨大資本やニンジャによる圧倒的暴力、暗黒管理社会において進むべき道を見つけるのはたやすい事ではない。
知っての通り、詩神とも称されたマツオ(※4)は晩年に熱病の中でアポカリプス戦争のビジョンにうなされ、北の果てへ旅立つと、最後の宿泊地に奥の細道書のマキモノを遺して姿を消した。
旅とハイク、そして戦い。オクノホソミチ。
このエントリが、現代に生きるニンジャやエージェントの旅路を照らすボンボリとして役立てば幸いである。
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Text by Admin-San(原文/訳:Admin-San)
(※4)マツオ・バショーはウォーロードでもあり、エド・トクガワの臣下として、ハイクの力によってエド戦争、セキバハラのイクサを勝利に導いた事でも知られる
参考リンク:
Links – DeCode Ingress
decodeingress.me
エド・トクガワ – ニンジャスレイヤー Wiki*
wikiwiki.jp/njslyr/
コメント
“【LV7-9】Ingress ゲームのスタート地点へ。広大なネットにアクセスな” への4件のフィードバック
あなたは老後どうしますか?
実際安壑
蛍光ブルーやグリーンが循環して奥ゆかしいサイバー感がある
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